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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年08月01日

ボルトアクション シリンダーの分解・組み付け



初速が安定しない要因の一つとして、シリンダー分解のやり方が
先ず挙げられます。
(Oリングを交換する前提であれば まだ良いのですが)

基本的にはピストンを後退させたまま行うのが基本です。

シリンダーから覗く ピストンのシアーがかかる部分、本体の溝、
段差部分を使い後退させて保持します。
エアブレーキ仕様で無ければノズルからロッド代わりの物で
(ドライバーやポンチはお勧めしません。APS系はノズル側から
押すのは止めましょう)
押し込みます。

中華の場合、シリンダーのネジの切り込みが軸方向に深いので
後退ストロークは30mm程度はあったほうが良いと思います。
この状態でシリンダーヘッドを緩めてからピストンを取り出します。
精密射撃をする方はシリンダーヘッドのネジ山の数よりもシリンダーの
山が多すぎる(Oリングに届きそうな)場合、シリンダーを交換したほうが
良いです。Oリングが磨耗します。

もう一つの要因として組み込む場合です。
スプリングガイドとスプリングとピストンをシリンダーに挿入後、
分解した時のようにピストンを後退させ保持します。

次にシリンダーヘッドを締めこみます。
ピストンの保持を解除してもいいのは シリンダーヘッドを残り
増し締めのところまで締めた時です。
最後はしっかりシリンダーヘッドを増し締めします。

Oリングの傷みは精密射撃の致命傷になります。

シリンダーのネジ山がまれに指でなぞると皮が切れる鋭利な
物の場合は少しサンドペーパーをあてる等、処理をしたほうが
良いです。

シリンダー内に塗布するグリスもOリング接触部と非接触部
(スプリング・スプリングガイド含む)2種類に分けると効率が
上がりますし、Oリング接触部位の劣化具合が初速に現れますので
メンテの目安になり命中精度も維持しやすくなります。  


Posted by KIM.  at 20:31High precision tuning

2015年07月19日

老兵が最新を猟る

KSC SOCOM かなり昔の銃らしいのですが カスタムパーツ(シリンダーとバレル)を
既に組み込んであるので、
この状態(ベアリングバイオ0.25g 35mでプロターゲット”紙”部に全て着弾)からの
カスタマイズ。ハードキック?のバージョンのようです。インナーバレルがチャンバー部に
組み込んであるタイプ


元々お薦めしない流速バレルが組み込んであるので この命中精度が
出ている感じです。

・ノズルのボアUPと負圧バルブロッドの細径化


・シリンダーとマガジンパッキン開口部拡大

・マガジンの吐出ルートのスムーズ化

・インナーバレル前後のクリアランスを見直し
 前Oリング溝に0.02mm銅シートを挿入し調整、後部のHOPドラム
 前側のブロックに0.02mm銅シートを使いクリアランス調整。
 ※スムーズに動かないとレスポンスがかなり悪くなります。

・上記加工でバレル部は完全に塊となります。後方はノズルで固定で問題なし。
 
お約束のアウターバレルのOリングを 0.1mmアルミシートを使って
かさ上げ。


これでスライド部としては一塊になります。

フレームとのガタが結構ありますが、サイトとバレルの位置がばっちり出ているので
全く問題ありません。
命中率は35mでプロターゲット”紙内”ではなく、黒丸内に全て着弾する
までになりました。
インナーバレルの特性とHOP調整範囲がそもそも狭い故、射程距離は5m弱しか
伸びませんでした。
(0.2g時 85m/s。この銃は0.2gとの相性は最悪でした。)

とは言っても マルイ製のガスガン、電ハン、電SMGはアウトレンジから
HITできるので 連射スピード以外は現役に戻りました。

スライド後部の肉抜きはクラックが入りやすい形状なので隙間に
補強をしてます。

古い銃でも手の入れ方で命中精度に関しては現役に出来ます。  


2015年07月17日

GBB ガス膨張効率化

いくらガスの量を増やしても、しっかりガスが膨張し圧力を上げきれなければ
燃費が悪い割には 対して飛ばない銃になってしまいます。

マガジンのバルブを変える前に シリンダーとシリンダーバルブ
マガジンのガスルートパッキンに手を加え(切削)、

ガスがバルブを開いている時にシリンダーに多く流れるように
ガスルートの角が付いた部位を減らします。
そしてシリンダー接触部位開口部を大きくします。




シリンダーのマガジン接触部位開口部を広げ、内径側のほうへ
向かう角が付いた部位を切削します。

シリンダーバルブのガスルートの角が付いた部位を切削し、
内径を拡大します。

自分の場合は あるシリンダーバルブを加工しシリンダーバルブの
経路でシリンダーバルブ前側に負圧を発生させ、膨張したガスを
擬似ベンチュリに通し流速を上げています。

この加工・部品交換で 3~8m/s初速が向上しています。

方法は上級者向きではありますが・・・  


Posted by KIM.  at 00:27High precision shooting parts